旭フレッシュの取り組み その2 『ゆず香る中山間地域の創造』パートナーズ協定の締結による地域の振興に向けた取り組み

平成の名水百選にも選ばれた清流・鏡川の水源地である高知市土佐山地区など本市の中山間地域では、寒暖の差が大きい気候条件などが風味豊かなゆずを育んでいます。

本市のゆず生産は、高知市土佐山で昭和35年から始まり、ゆず市場の拡大などを背景に、中山間地域に適した作物として生産面積、生産量共に増加をしてまいりました。

また、平成20年にはゆずの一層の生産振興を図ることを目的として、高知市土佐山柚子生産組合、旭食品(株)、市の3者が連携しながら取組む『ゆず香る中山間地域の創造』パートナーズ協定が締結され、以後5年ごとに2期10年間、旭食品(株)からの年間100万円の協賛金を原資として、優良苗木を地域内で生産する体制の構築や、労働力の軽減を図るための基盤整備などを実施することにより、安定生産態勢の確立という協定目標はおおむね達成されるなど、パートナーズ協定による取組みはゆずの産地化に大きく貢献してまいりました。

今回の第3期パートナーズ協定では、高知市産ゆずのブランド化を一層推進することによる本市中山間地域の振興を図ることを目的としています。
高知市土佐山柚子生産組合では、地域の子どもが考案した「みんなでつなごう ゆずのバトン」をキャッチフレーズとして、ゆず産地化の推進や課題である将来の担い手の育成に取り組むと共に、小学生を対象とした食育や義務教育学校土佐山学舎の発案による「ゆずまつり」を開催することで、本市のゆず文化の浸透を進めることとしています。

搾汁された柚子皮から精油を抽出する製油事業も平成28年度から開始され、香料として活用された化粧水はアジアでの人気商品になるなど、高知市産のゆずは大きな広がりを見せております。「ゆずづくし」などの製品も含め、より多くの方にご利用いただける環境が整ってきたのではないかと考えております。

これまでに培ってきたパートナーズ協定による生産者・企業・行政の連携を基礎として、ゆずの産地化や新たなブランド化に取組んでいくことにより、川上から川下にわたる特色あるバリューチェーンもより発展を遂げるものと期待をしているところです。

中山間地域は過疎や高齢化などが進み、地域の暮らしを支える農業の振興が課題となっています。そのため、多くの農家が生産をしているゆずの産地化を通じた地域振興は重要な取組みであると考えており、本市としましても、積極的な取組みを進めてまいります。
第3期パートナーズ協定による貴社のご協賛に感謝申し上げますとともに、ゆず香る中山間地域の創造に対して、今後ともご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。

髙知市長 岡﨑誠也